マーケティング部 第1課 定留さん 2020年度入社 学士 応用生物学部 食品安全健康学科

市場調査から消費者のニーズを把握し、ブランドの中長期的な育成方針、商品のコンセプトから販売施策まで立案する責任部門。広報宣伝部と連携してブランドのコミュニケーション施策や、開発部や営業部などの他部署と連携して商品の「中身」を決め、社外のデザイナーと協力して「外見」となるパッケージも考案する。

サンヨー食品のブランド育成・商品企画・立案の担い手

未経験のマーケティング部で、
商品づくりの一連に携わる。

就職活動は食品メーカーに特化して進め、お菓子メーカーや原料メーカーなど幅広く見ていました。即席麺を食べる機会はあまりなかったのですが、サッポロ一番だけは小さい頃からよく食べていたことから、即席麺業界では唯一サンヨー食品にエントリー。最終的に入社を決めたのは、インターンシップや面接で出会った社員の方々が皆温かく、素の自分を受け入れてくれていると感じたからです。その印象は入社した現在でも変わらず、立場や年齢に関わらずフランクにコミュニケーションを取れるところがサンヨー食品の魅力の一つだと思います。
マーケティング部の仕事は、<食べる人の数>と<食べる人の頻度>アップを目的とした、市場やターゲットの分析、既存定番商品の状況把握、リニューアルや新商品発売時の施策立案…など、商品づくり全般に渡ります。入社1年目には、基礎的なマーケティング論の勉強や、先輩のサポートを通じて商品作りの過程を学びました。また、有名ラーメン店や話題のラーメン店などに足を運び、自分の中で商品づくりのイメージを膨らませたりもしていました。
現在はポケモンヌードルを主に担当しています。ブランド規模の拡大を目標に、限定パッケージを検討したり、キャンペーン施策を立案したり、商品に入っているコレクションシールに載せるポケモンを考えたりと、権利元の担当者の方とも密にやりとりしながら進めています。中でも特に印象に残っているのが、2022年10月に行ったシーフード味のリニューアルです。元々、ポケモンヌードルのラインナップであるしょうゆ味とシーフード味は、どちらもピカチュウをデザインしたパッケージで、味以外に差がありませんでした。そのため、販売店さまによっては定番のしょうゆ味のみしか取り扱っていただけず、シーフード味の売上アップは喫緊の課題だったのです。そこで、新規ユーザーの獲得を狙いピカチュウに並ぶ人気を誇るイーブイをあしらったデザインへの大幅リニューアルを決行。さらに、かまぼこもシーフード味専用のイーブイかまぼこに変更しました。結果的にしょうゆ味とは別の新規ユーザーの獲得につながったことで売上も好調に推移し、販売店さまへの導入率向上にも貢献することができました。

ブランド担当とのしての矜持を忘れず、
多様なプロフェッショナルと連携。

マーケティング部のみならず、すべての部署に言えることですが、商品づくりは決して一人では完結しません。製造や開発、営業、品質管理…あらゆる部署との連携が必要ですし、パッケージのデザインや印刷をはじめ外部の協力会社さまの存在も不可欠です。それぞれの領域のプロフェッショナルとともに一つのゴールに向かっていけることは、とても刺激的で勉強になることばかりだと日々感じています。例えば、コラボ新商品開発の際。商品の味わいを再現するために、コラボ先さまから隠し味を教えていただき、それを開発現場の社員に伝えたら「やっぱり、もう試してます」と言われて。その時はさすが味づくりのプロだと、本当にびっくりしましたね(笑)。その中でも、ポケモンヌードル担当として「社内で自分が一番このブランドについてわかっている」という矜持は持ち続けたいと思っています。まだまだ自分の業務で精一杯ではありますが、自分自身もマーケティング領域のプロフェッショナルとして、他部署の方々や後輩達から頼られるような存在になれるよう、成長していきたいと思っています。サンヨー食品は本当に社員同士のコミュニケーションが活発です。食に興味があり、チームで協力しながら新しい商品を世の中に届けたい人にとっては、とても魅力的な環境だと思います。

誰かがやらなくちゃいけない仕事は、率先して自分が手を挙げるようにしています。ちょっとした雑務でも、やってみることで視野が広がったり、意外な気づきを得られたりします。

私のひと手間