SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月に国連にて定められた国際社会共通の目標です。SDGsの達成に寄与すべく、
サンヨー食品は様々な取り組みを推進しております。サンヨー食品のおもな活動を紹介いたします。
本社、関西、九州3工場すべての使用燃料を、2017年1月までに重油及びLPG(液化石油ガス)から、都市ガスを含むLNG(液化天然ガス)に切り替えました。これにより、2021年度の燃料由来のCO2排出量は、2013年度に比べ約25%削減しました。今後、太陽光パネル等を使用した再生可能エネルギー導入を通じ、さらなるCO2排出量削減を目指してゆきます。
2014年度より本社、関西、九州3工場すべての照明のLED切り替えに取り組み、2020年3月をもって完了しました。LED照明は、既存の蛍光灯に比べ、長寿命、省電力が特長です。工場の消費電力は大きく減少し、照明由来のCO2排出量は、LED導入前の2013年度に比べ、約50%削減しました。今後は事務部門における照明のLED化を進めてゆく予定です。
共同配送による車両集約化など幅広く物流の効率化に取り組んでおります。2021年4月には群馬県前橋市の本社工場に併設して、パレット配送の実施拡大に対応した新倉庫が竣工しました。これにより、納品配送にかかる積み込み作業の負荷、作業時間の削減を推進してゆきます。さらに、この新倉庫には、作業者の熱中症対策として直径7mのルーフファンを設置いたしました。作業環境にも配慮した設備となっております。
製品の環境負荷低減の一環として、2020年7月から、当社主力品であるサッポロ一番袋麺各製品個食を対象に包材フィルムの使用量削減を実施いたしました。麺を内包するピッチの長さを変えることなく、包材上下部分のシール幅を短縮。石油由来のプラスチックフィルム使用量削減(2020年7月-2022年6月の2年間で19.1トン削減)により、省資源化に貢献しております。
また、当社は段ボールへの包材使用量の削減に取り組んでおります。袋麺では、段ボール設計の見直しを行い、紙量の少ない仕様への切り替えにより軽量化を図ってきました。2018年9月、サッポロ一番みそラーメン・塩らーめんの切り替えを行い、切り替え前に比べ、みそラーメンは約3%、塩らーめんは約2%の軽量化を実現。省資源化による森林資源の保護に貢献します。
環境に配慮した原材料使用を目的として、当社ではカップ焼そばの湯切りシールの印刷にバイオマスインキを使用しています。バイオマスインキは、再生可能な植物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したインキです。再生可能な原材料の使用と、石油由来原料を減らすことで包材焼却に伴うCO2排出量が抑制できることを通じ、持続可能な社会に貢献してゆきます。
当社は、食品ロス削減への全社的な取り組みを進めております。その一環として、製造工程で生じた廃棄物は、その99%を肥料・飼料として再利用し、環境負荷の少ない循環型社会への貢献を進めています。