食品メーカーや化学メーカーを中心に就職活動をしていたのですが、サンヨー食品は他の企業に比べてエントリーシートの記述問題や面接の質問内容がユニークで、この会社で働いたら楽しそうだなと思いました。福利厚生が充実していることも決め手となり、最終的に入社を決めました。
品質保証部の仕事は、安全・安心な商品を世の中に届けるために、商品の品質に関わるあらゆる情報を多方面からチェックすることです。私が主に担当しているのは、パッケージなどに記載する情報に関する表示書類の確認と、原料メーカーの監査です。表示書類の確認業務では、開発部が作成した新商品に関する書類や原料の情報について、法律と照らし合わせて問題がないかを念入りに確認します。輸入商品などではその国ごとの法律や規制も関わってくるので、海外事業部のメンバーとも協力してチェックを行うこともあります。また、法律が変わった際には、自社商品の表示を全て確認し、必要に応じて変更します。最近だと、アレルギー物質表示の推奨品目にアーモンドが追加されたので、開発部と連携を取り、原料に含まれるアレルゲンを再チェックし、表示の確認を行っています。原料・資材メーカー監査では、麺やかやく、スープ、容器包装など、国内外の様々な原料・資材メーカーの製造工場に実際に赴き、問題があれば改善するように伝えます。相手に改善点を伝える際はとても緊張しますが、品質保証部の判断が最終的なジャッジにつながるため、いつも気を引き締めて取り組むように心がけています。
成果が実感しにくく、プレッシャーが大きいのが品質保証部の仕事。言うなれば私たちは「守り」のチームです。会社の信頼を守るのはもちろん、お客様に常に「安全・安心」を約束する。私たちのチェック漏れによって発売後の商品に不備が発覚した場合には、これまでその商品を生み出すために全力で頑張ってきた社員の努力が無駄になってしまう可能性すらあります。そういった社員の仕事を守る、という意味でも、サンヨー食品になくてはならない最後の砦のような存在だと思っています。